著者
頭痛ゴッドセラピスト協会 代表
総合整体サロン ブリス 院長
竹谷茂隆
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頚椎ヘルニア・頚椎症は、ストレートネックが原因?
来院される方の多くが、「病院でレントゲン撮ると、首が真っ直ぐになっていますね。ストレートネックになっていますね、と言われました」と言われます。
それは事実として、ストレートネックはよくはありません。よくは無いのですが、それが首の痛みや手の痺れの直接の原因ではありません。
究極の答えになりますが、頚椎ヘルアを診断され方が、レーザー手術をするとします。ヘルニア部分をレーザーで焼くことにより、症状がなくなります。
これが事実です。
しかしながら、それでストレートネックが治っているかというと、そうではありません。
*レーザー手術のイメージ
それ以外の外科手術。
骨にボルトで固定するような手術。
例えば、5番と6番の間にヘルニがあるとしたら、そのヘルニアを取り除きます。その際に、決してストレートネックを治すようなことは行いません。
もし頚椎ヘルニアや頚椎症の原因がストレートネックが原因ならば、ストレートネックを治す手術がメインとなるはずです。
なぜなら、「頚椎ヘルニアや頸椎症の原因がストレートネック」なのですから。
でも、実際にはストレートネックが原因ではないので、ストレートネックを治すような手術は行いません。
ここをみなさんに、勘違いしないで欲しいです。
当院でも実際に時々いるのですが、「病院で頚椎ヘルニア(頚椎症)と言われました。先生からストレートネックと言われたので、ストレートネックを治して欲しい」。
このように言われると、当院ではお断りするしかありません。
当院では、「ストレートネックは治せません。しかしながら、ヘルニアや頸椎症の痛みや痺れの改善を目指すことは出来ます」。
*頚椎ヘルニアによる神経を圧迫している穴を、カイロプラクティックの矯正により広げて治します。
ここで、みなさんにご注意して欲しいことがあります。
よく整体やカイロ、整骨院などのビッフォーアフターのレントゲン写真で、ストレートネックが改善している写真を掲載している所があります。
全てを否定できませんが、ほとんどは嘘です。違う人であったり、上を向いていたりしています。
そもそも、患者さんのレントゲン撮影すらしていないはずです。
もし事実ならば、それだけのエビデンスを患者さんの声のように、何人分も掲載できるはずでが、そのような所は一切ありません。
まとめると、頚椎ヘルニアや頚椎症の原因はストレートネックではありません。
ストレートネックが良くないのは事実です。しかしながら、ストレートネックを治さないと、頚椎ヘルニアや頚椎症が治らないわけではありません。
ここは、きっちり抑えておいてください。
ユーチューブ動画は、こちら。